SRID  Journal




SRIDジャーナルとは


「SRIDジャーナル」は、国際開発のあり方、進め方について、斬新で面白く、知的で革新的な考えとアイディアをブログのような形で、世界に向けて発信していこうとするものです。学術論文集を目指したものではなく、SRID会員と友人達のアイディアを広く提供することが一番大きな目的です。内容は論説、提言、書評、エッセイ、フォーラム、等々何でもありです。日本と世界の識者の間で共有していただければ望外の喜びです。この趣旨に共感される読者からの投稿も歓迎いたします。年に2回という限られた発行ではありますが、人々の心に共感と明日への希望を与えられるように、努力して行きたいと思います。


SRIDは1974年10月に設立され、2024年で50周年を迎えます。50年前のこの年は、ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄氏が現役引退し、映画のエクソシストが大ヒットした年です。国際協力の世界では、8月に現在のJICAの前身である国際協力事業団が設立されますが、一方で、インドの地下核実験、韓国ソウルでの朴大統領の狙撃事件(夫人が死亡)、キプロスのクーデター、現職のニクソン大統領が辞任するウォーターゲート事件などのきな臭い出来事もあり、副大統領から昇格したフォード大統領が現職米国大統領として初来日した年でもありました。


それから50年、世界は開発途上国の資源ナショナリズムの台頭、第二次石油危機、途上国の二極分化南南問題、途上国の累積債務問題と構造調整アプローチ、持続可能な開発理念の誕生、IPCCの発足、先進国の援助疲れ、人間の安全保障概念の構築、人間中心の開発理念、国連ミレニアム開発目標、9/11事件、リーマン・ショック、欧州ソブリン危機、東日本大震災、国連持続可能な開発会議(リオ+20)、IS(イスラム国)の拡大と国際テロの多発、シリア内戦と難民の大量越境、持続可能な開発目標、国連気候変動枠組み条約締約国会議でパリ協定の採択、英国のEU離脱、ロヒンギャ難民の大量越境、米中経済対立、新型コロナウィルス・パンデミック、ミャンマーのクーデター、ロシアのウクライナ侵攻、北欧諸国のNATO加盟、ガザ紛争の泥沼化、と駆け抜けてきました。


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途上国アルバム(保科研吾:ソロモン諸島)

ホニアラ市内の合同選挙ビルボード 朝から投票所に並ぶ有権者たち 日本の無償資金協力で建てられた中央市場

巻頭エッセイ


今号の巻頭エッセイはお休みさせていただきます。


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